肌水分を溜めこむ仕組みを強化して、潤いを上げる方法
高齢者が暖房が利いた中で暮らすと、体の皮膚から水分がどんどん奪われて、脱水症状を起こします。なにも脱水症状を起こすのは、真夏のカンカン照りの日ばかりとは限らないのです。寒い冬とか、乾燥した空気や空調の風が、否応なく肌水分を蒸発させるのですね。
先ずは外へ逃げないように蓋を
そう、皮膚から蒸発する水分量もそうそう安易に考えていてはいられなさそうです。外気の乾燥から守る対策が、肌水分を減らさない重要なポイントですね。
少しでも、外気に肌水分が奪われないように、油分の蓋をして乾燥を防ぐのは、今や保湿ケアの基本中の基本となります。それは、顔だけでもなく身体にもボディークリームを塗る習慣をつけると、体内水分量は幾分保持できるのです。
肌への水分補給方法は複雑
ところがどうでしょう?年齢を重ねると、油性のクリームだけでは乾燥を防ぐことはできなくなります。身体の中から水分が、皮膚へ運ばれる能力も、年々衰えていきます。血行が衰えたり、体の細胞の働きが・・・・
残念ながら新陳代謝の良い若い世代に叶うはずも無く、年々内側から送り込まれる、肌への水分補給の減少はやむを得ないのですね。
身体から肌への水分補給方法がわかれば、多くの女性は実践するでしょうけど、様々な要因があって、そうそう簡単にはいかないのです。人間の体は複雑ですが、諦めなければ美肌を少しでも長く保つことができます。
肌内部の貯水庫の要はコラーゲン
ちょっとくらい代謝が衰えても、肌内部でしっかりと水分を溜めこめる仕組みを強化すれば、潤いを増すことができます。
このところ持っとも注目を浴びているのがコラーゲンです。
3本の鎖をらせん状で繋がったコラーゲンとエラスチンで、何層にも重なった層が作られています。まるで、ケーキのミルフィーユのようです。
その層の間に、1gで6リットルの水分を溜めこめるヒアルロン酸や、そのヒアルロン酸の130%の貯水力を持つプロテオグリカンなどが存在していて、水分の貯水庫をつくっているのです。ここの層を充実させることが、実は肌の潤いを上げることになりそうです。
コラーゲンの代謝が、肌水分補給の鍵だった
コラーゲンは、肌の水分量をコントロールしているといって過言ではありません。コラーゲンが衰えたり、硬くなると、本来ヒアルロン酸などの保湿成分で満たされるべきところに、老廃物が溜まるようになります。ミルフィーユの層の部分に、老廃物が一杯になると、溜めこめる水分量が少なくなっていきます。
コラーゲンが常に新しいものに再生されて、弾力のあるものであれば、老廃物は排出されていきます。保湿成分で満たされる為に肌は瑞々しい状態でいられるのです。
そうしたことから、コラーゲンを増やそうと躍起になります。コラーゲンを食べたり、肌の上から塗ってコラーゲンの代謝を上げる多くの化粧品が出ています。
コラーゲンを増やす食品のひとつにコラーゲンペプチドがある
コラーゲンに関連する食品は後を絶ちませんが、近年コラーゲンを増やすために2つの物質があることが分かってきています。【プロリン―ヒドロキシプロリン(P-O)】、【ヒドロキシプロリン―グリシン(O-G)】です。
この二つの物質は、アミノ酸が結合されたジペプチドと呼ばれるもので、アミノ酸単体に分解されること無く結合されたままで、細胞に届くことが発見されました。
しかも、この二つのP-OとO-Gは、コラーゲンやエラスチンを作る繊維芽細胞に働きかけて、コラーゲンなどの産生の命令をする働きがあることが分かったのです。
多くの女性が、コラーゲンを食べて直ぐに肌にハリを実感したのは、気のせいではなく、胃や腸で分解させないままP-OやO-Gが、血中に入り込んで、直接肌の繊維芽細胞に働きかけたためと言われています。
実際に、各メーカーの研究発表を見てみても、続々と、繊維芽細胞におけるコラーゲンの産生や表皮細胞の増殖の促進、保湿効果といったことに効果がありとあります。
コラーゲンの老舗と言えば新田ゼラチン
コラーゲンの老舗と言えば、真っ先に思いつくのは新田ゼラチンで、大正7年に創業しています。新田ゼラチンの商品を販売しているのが、ニッタバイオとなります。
ニッタバイオからは、沢山のコラーゲンペプチド関連食品が出ています。コラーゲンペプチドだけのもの、他美容成分を配合したもの、ビタミン類を追加したもの、飲みやすいように味をつけたものと様々です。
初めて購入する場合は、試しやすい価格でしかも、送料無料で購入できます。しかも通常324円で売られている、詰め替えボトルもサービスされていますので、ちょっと嬉しかったりします。
私は最もスタンダードで、ニッタバイオのコラーゲンの品質がわかりやすい『コラゲネイドはじめてセット』を購入してみました。
コラゲネイドはじめてセット
袋から詰め替えボトルに入れてみました。コラーゲンペプチドは、サラサラで飲み物に入れて飲みましたが、直ぐに溶けてしまいます。味もほとんど変わりません。
実は、私は新田ゼラチンのゼラチンを愛用しています。新田ゼラチンは、コーヒーなどに入れて飲むと、カップの底にゼラチンが溶けきらずに残るのですが、ペプチドはそういったことがありません。水でも溶けるんですよね。
ゼラチンよりさらに身体の吸収率を高めていることが、飲みやすさにも繋がっているようです。
とろみも、ゼラチンほど感じません。とにかく、飲みやすい!というのが実感です。
下記、計量スプーンで山盛り1杯入れるだけです。計量スプーンは詰め替えボトルについています。
しかも、飲んでみると1週間ぐらいで、肌のパンパン感はあります。内側から潤っている実感ですよ。コラーゲン好きの女子なら、この辺のところは分かると思いますが、通常のコラーゲンより効果の高い二つのジペプチドを抽出していますので、もっと高い実感を得られると感じます。
皮膚への効果が高いのは、やっぱりゼラチンよりコラーゲンペプチドの方でしょうかね。
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