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どうして皮膚常在菌が美肌菌と呼ばれるのか?

人の肌は、何層にも重なり、各々の層での役割が異なってきています。
一番外側は、天然のクリームと呼ばれる薄い膜で覆われています。

皮膚に強く手を押しつけて感じる、かすかなヌルつきは、皮脂です。
皮脂は皮脂膜の中に存在し、皮膚常在菌がバランスを取りながら健康な肌を作っています。水をすくっている手

皮脂膜が健康であれば肌理も整う

皮脂膜は、汗と垢と皮脂から作られています。

油性のクリームをつけた時、肌自身がしっとりとするのは、外部との間に壁を作っているためです。
本来ならば、皮脂膜が行うべき役割であります。

皮脂膜は天然のクリームとも言われ、石鹸で顔のヌルつきを洗い流した後でも、数10分ほどで皮脂膜を作り上げることができます。
ただ、年齢と共に皮脂膜を作る能力が衰える上に、化粧品による刺激が加わり、さらに皮脂膜は減る一方です。

そのため、年齢を重ねるごとに足りなくなった皮脂膜を補うのに、こっくりとしたクリームが恋しくなるようです。

皮脂膜の役割は、外気に肌をさらさないラップのような働きをしていますが、この働きにより、肌のキメを整えて美肌にも貢献しています。
皮脂膜の成分の一つである、スクワランでお手入れしてみるとびっくりするほど、キメの整った肌を目にすることができました。

肌理が整えるのは皮脂膜ではなく、皮膚常在菌の働き

このキメを整えているのは、皮脂膜を作りだす皮膚常在菌の働きなのです。

実は、皮脂膜には、多くの在菌が生きています。
善玉菌と悪玉菌に、日和見菌がバランスを保って、皮脂膜の状態を良好に保っているのです。

その善玉菌の中の一つである「表皮ブドウ球菌」は、皮脂を食べた後、グリセリンと脂肪酸を生成します。
このグリセリンと脂肪酸の二つの成分が、肌を程良くコーティングして肌をしっとりとさせているのです。

さらに表皮ブドウ菌は、雑菌などの繁殖を抑える働きもあります。
つまり、表皮ブドウ球菌が皮脂膜を形成していると言ってよさそうです。

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多くの女性の関心事は保湿成分

ただ、私を含め多くの女性は、皮脂膜よりさらに肌の奥にある水分が気になります。
水分を貯め込む、保湿組織や保湿成分をつけることに夢中になります。

化粧品の大半も、皮脂膜はクリーム等で補うべしとし、自身の皮脂膜については語りません。
保湿成分に関しては、次々とパワーのあるものを開発し、肌水分を増やすことには熱心ですね。

確かに保湿力も年齢と共に失われていくもので、外部から補えば、透明感のある美肌になることは明らかです。
でも、もしも、皮脂膜ケアで、小さな肌トラブルなら改善できるなら、その方がよさそうじゃありませんか?

過ぎたるは及ばざるがごとしで、必要がないケアを、雑誌に掲載していからと、真っ正直に行ってばかりいることに、不思議に思いたいものです。
どうしてって、能力があるうちは、自らの力で美肌を作りたいものですね。

皮脂膜を健康に保つためには

皮脂膜を作る能力が健全かどうかは、石鹸での洗顔後、30分間何もつけずに放置したままにして、調べてみるとよいでしょう。
30分たっても、カサついたり、つっぱったり、赤くなったり、ヒリヒリしたりといったことが無ければ健康です。
でも、問題があれば、皮脂膜を作る能力が弱まっています。

皮脂膜を作る能力をつけるには、表皮ブドウ球菌である皮膚常在菌を増やすことにあります。
洗顔で必要以上に、顔の上の皮膚常在菌を洗い流すことを控えます。表皮ブドウ球菌の餌である皮脂も、とり過ぎないことです。

乾燥しすぎている肌も、皮脂や水分が足りないために皮脂膜がうまく作れなくなります。
上記と重なりますが、クレンジングや洗顔石鹸などの刺激に気をつけてください。

脂っこい物を食べすぎて、皮脂分泌が激しい肌にすると、表皮ブドウ球菌をはじめとする善玉菌は少なくなります。
悪玉菌が増えて、ニキビや肌荒れを起こしてしまうのです。

ところで、腸の善玉菌を増やすには乳酸菌が有名ですね。
実は、肌にも乳酸菌がバリアをつくって保湿を行い、良い働きをすることが分かっています。
80年もの間乳酸菌入りの飲料水と化粧品を作り続けた、ヤクルトから保湿化粧品のトライアルが出ています。

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